東大生が断言「スマホは勉強に役立つ」3大理由
東大生が実践している「超効率的」勉強法とは?(リンク:東洋経済オンライン)
という記事を読みました。
「勉強しているはずなのに、成績が上がらない」
受験生に限らず、勉強熱心な人はどんな世代の方でも、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。
「勉強や独学をするのに、スマホは邪魔になる」「スマホを封印したほうが、結果につながる」
この考えに共感される方は少なからずいらっしゃるかと考えます。
確かにスマホが自分の近くにあったら勉強に身が入らないかもしれませんし、スマホをいじっているうちにネットサーフィンをしてしまう、なんてこともあると思います。
しかし今、
勉強とスマホが不可分な関係になっていることはご存じでしょうか?
記事からの引用になりますが、ある調査によると、全国の中学生の約90%、高校生の約95%もの学生が勉強にスマホを取り入れているということが明らかになっています。
目次
- 現代の「中・高生」における学習中の心理
- タブレット端末の所持が主流になった
- YouTubeや動画サイトの活用
- 学習アプリも多数リリースされている
現代の「中・高生」における学習中の心理
その中でいま、中高生は勉強のモチベーションアップのために「誰かが一緒に勉強している姿を共有」し、家庭学習で感じる孤独感を払拭することにニーズがあるのではないかと感じています。
教育のトレンドにもなりつつあるかと思いますが、「オンライン自習」というスタイルが近年定着しつつあります。
手元を映してみんなで何かに取り組んでいこうという姿勢を共有し、孤立しがちな家庭学習の中で、
「誰かがやっているから自分も頑張ろう」といった良い意味での『同調圧力』を自分に強いることが近年、オンライン学習にも取り入れられています。
実際自分自身が、MeTULAB(ミートゥーラボ)という「現役東大生」がLINEを使用したオンライン学習サポートや、学習進捗管理と質問対応に特化したオンラインサービス事業に関わっていますが、
今回Zoomを使った「誰でも気軽に参加できる」オンライン自習室を期間限定で毎日開催しています(8月22日~29日)
それを実施している中で感じたことは、中高生が夏休みにもかかわらず、午前から熱心に「オンライン自習室」という形で参加をして勉強をしている。ということが非常に興味深いのではないかと実感しています。
Zoomで実施している限定サービスですがコンスタントに2桁以上の参加者がいます。
中には全ての朝~夜の部に参加して勉強に取り組んでいる生徒もいます。
※(下記画像リンク:MeTULAB公式LINE)の追加で参加可能。
やはり「勉強とスマホ」は切り離せない関係にあると実際に感じます。
学習においても誰かとつながっていないと不安というのはだれしもあるかと思いますし
オンラインツールの発達、SNSの普及により、今の子どもたちがより誰かと関係性を保ちたい。その延長線上でスマホが手放せない状態になっています。
勉強においてもスマホ時間が学習の負担になるようであれば、視点を変えてスマホを起動している安心感を好材料として活用する方がいいのではと正直なところ感じます。
今や小・中学校では県や市町村単位でタブレット端末が支給されていたりするケースもメジャーになっていますので子どもたちから取り上げてしまうのは学習機会のロスにもつながりかねません。
タブレット端末の所持が主流になった
確かに、勉強していて何かわからないことを調べようと思ったときに、本や辞書を使うよりも、ネットで検索したほうがすぐに出てきますよね。(※東大生も授業のノートをiPadやタブレットを活用しているケースが近年多くなっています)
ノートはかさばりますがタブレットはデータ容量さえあればある程度制限がなく多くの情報を持ち運べます。
また、本で勉強するよりもYouTubeのような動画サイト(参考リンク:スマホで学べるch)
に上がっている授業の動画を見たほうがわかりやすいということもあると思います。
「でも、そうやってスマホを使っているうちに、つい遊んじゃうこともあるじゃないか」という批判もあります。
しかし、「特定のアプリ以外、一定時間使えなくなるアプリロックのアプリ」が出現したことによって、そういった批判も意味をなさなくなってしまいました。
そしてスマホを活用した学びは、コロナウイルスによる休校で、どんどん加速しています。
スマホ学習はこれからの勉強の基本と言っていいのではないかと感じます。そしてこの「スマホでの勉強」は、東大生の中では当たり前のことになっています。
記事にもあったのですが、東大生の「スマホ勉強法」で「動画を活用する」のは実際そうです。
YouTubeや動画サイトの活用
動画をラジオのように聞く
昨今、勉強の動画を配信するサービスが数多くリリースされています。YouTubeでも勉強系の動画が数多く出現しています。勉強しようと思ったときには、スマホで勉強の動画を見てもいいのです。
まずは「全体像」を掴む
その中で東大生がおすすめしていた勉強法として、「ザッと流して全体を掴む」という勉強のスタイルがあります。
最近ではどの動画配信サービスでもある機能として「倍速」でドラマや映画を見たことはないですか?
行き帰りの電車内などで、「2倍速」でいいから、とにかく動画を見てみる。細かい部分の理解が追いつかなくてもいいから、とりあえずザッと流してみて、そのあと家で勉強する。
要は、まずは全体をざっくりと理解してから勉強に臨むのです。
ドラマのストーリーも1時間のドラマが30分で全体を把握することができるのと一緒です。気になったシーンは再度見返したり実際できますよね。
大枠の流れが理解できれば、細かい部分を覚えるときに非常に役に立ちます。日本史を例に考えてみましょう。「平清盛」が出てきたときに、「武士」という存在が江戸時代まで続くのだと理解している人とそうでない人では、理解度には大きな差が出てしまうはずです。だからこそ、大雑把に、ラジオ感覚でもいいから動画で大枠を掴むといいのです。
苦手なところをピンポイントで復習する
逆に、ピンポイントで勉強したいところのみを勉強することも可能です。YouTubeや動画配信サービスでは、自分の理解ができていない分野の動画を選んで、自分が理解できていない動画の箇所まで飛んで、勉強をすることができます。
勉強系のチャンネルでは、元塾講師の先生が中高生向けの勉強動画をかなり網羅的にあげています。メインでこれらの動画を見るのではなく、勉強していてわからないところのみを復習のために使ってみる、といった「戻り学習」は非常に有効です。
今ではTikTokをはじめとするショートムービーで学習するという新世代がいるのだから動画サイトを有効活用しない手はないでしょう。
時間を短縮しつつ、かつ理解できていない穴を塞ぎながらしっかり勉強することができるのです。
学習アプリも多数リリースされている
このほかにも何を学習したか、使用した教科書や参考書などはなんだったかを自分で学習記録(ログ)をつけるようなことも非常に有効です。
自分がどの教科のどの分野を1日で何時間取り組めたかを可視化できるアプリもありますよね。(参考記事:Studyplus for school)
自分がやったことを見返せるから自信にもつながりやすいです。
実際、MeTULAB(ミートゥーラボ)でもスタディプラスを活用した進捗管理を実施していますが生徒一人一人が学習記録をすることで実力UPを図ろうということです。実際、生徒の中に勉強の実力アップがあった(定期テスト合計点が2か月で20点以上UPした)と実感もしていただきました。
学習記録は実際に効果があると断言できます。
『学習記録の重要性』
という記事でも詳しく取り上げていますから是非ご覧ください。
また、スタディサプリなどの有料学習コンテンツもYouTubeで探すより緻密にカテゴリー分けがされていて便利という場合もあります。
とあるドラマでもこのアプリを使用したIT活用勉強法を難関志望校を目指す高校生たちに活用するよう勧めていましたね。
まだまだ勉強に役立つスマホの使い方が開発されていくことは間違いありません。
だからこそ、どんどん時代に追いつけるようにスマホを活用した勉強をしていく、勉強に自分のスマホを取り入れていく姿勢を持つ、というのは大切なことだと思います。
みなさまぜひ、活用してみてください!